11月 292012
 

交通手段としての自転車

よく「アメリカでは車がないと生活できない」と聞きますが、ベイエリアなどアメリカの一部では自転車でも生活することは可能です。
もちろん、車と比べてかなり不便を強いられますが。
ガソリンがいらず、環境にもお財布にも健康にもいい交通手段であり、利用している人は少なくはありません。
また、電車やバスなどの公共交通手段にも乗せることができるため、遠出するときにも便利です。

自転車の購入

自転車を主な交通手段にしようと考える人は、まずアメリカで自転車を買うことになります。
(アメリカに来る際に折りたたみ自転車を飛行機に乗せて来るくらいの自転車好きは別ですが)
自転車を買える場所は自転車専門店やターゲットなどの量販店の他に、友達から安く譲ってもらったり、craigslist(外部リンク)などのウェブサイトを通じて中古自転車を買うなど、いろんな手段があります。

購入の際の注意点は2つ:

  1. アメリカでは自転車といえば「スポーツ用品」です。
    これは単純に量販店でどの売り場を探せばいいかという話ではなく、取り扱っている自転車の種類にママチャリはないということです。
    アメリカで買える自転車は大きく分けて、マウンテンバイク・ロードバイク・クロスバイクの3種類に分かれます。
    ほぼ全てに変速ギアなどがあり、新品なら値段もそこそこかかります。
    大体100ドルから200ドルくらいかかると考えてください。
    ママチャリのかごなどはオプションで追加できたりするので、必要だと思うなら探してみて損はないでしょう。

  2. アメリカでは自転車といえば「盗まれやすい物」です。
    いい言い方をすれば、アメリカで放置自転車は見かけないということです。
    必ずいい鍵を買ってください。
    単純にタイヤとフレームをチェーンでくくりつけるだけでは、自転車ごと持っていかれて別の場所でチェーンを切られる可能性があります。
    自転車を指定された駐輪場にとめるか、街灯などの柱の隣にとめ、チェーンでくくりつけてください。
    また、座り心地のいいサドルだけ持っていかれたり、オプションでつけたママチャリのかごのみ持っていかれたりすることがあります。
    盗まれたくないなら、自転車をとめる度に外して持っていくほうがいいでしょう。

また、上記の2つ以外にも、パンク修理用のセット(空気入れ、スパナ/レンチ、タイヤレバー、パッチ、サンドペーパー、ゴムのり等)を購入しておくことをおすすめします。
もちろん自転車専門店などに持っていけば修理してもらえますが、自転車専門店そのものが少なく、持っていく距離が遠いことがよくある他、修理そのものは簡単なので覚えてしまったほうが安上がりだし楽です。

自転車の交通ルール

アメリカでは自転車も立派な車両と見なされ、多くの交通ルールが適用されるのでご注意ください。

  • 道路では歩道を走らないでください。
    多くの道路には、歩道と車道の間に自転車専用車線があるので、そこを走りましょう。
    また、自転車専用車線のない小さな道路でも、車道を通行するようにしましょう。
    歩道を通るときは自転車から降りて押して進みましょう。
  • 自転車でも右側通行です。
    反対車線を逆走してると警察につかまります。(経験者談)
  • ちゃんとハンドルを持って安全運転しましょう。
    片手運転など手を離す芸当は格好よくありません。警察につかまります。(経験者談)
  • 信号は守りましょう。
    夜間で周囲に誰もいなくても、警察が遠くから見張っていてる可能性があり、つかまります。(経験者談)
  • 飲酒運転やスピード違反等も警察につかまります。
    悪質だと判断された場合は罰金も払わなければならなくなります。

くれぐれも、アメリカに来て犯罪歴を残すなんてことのないように。

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 Posted by on 2012/11/29

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