12月 222012
 

傘のいらないシリコンバレーは、今日も快晴、湿度も低く、絶好のカリフォルニア晴れです。
こんな天気だと洗濯日和ですね!

・・・と言いたいところですが、残念ながらここには「洗濯日和」なんて考え方はありません。

シリコンバレーの一般的な家庭の洗濯の手順は、洗濯機→乾燥機です。
外干ししません。
部屋干しもしません。
電力をつかって一気に乾燥です!

外干しでもしようものなら、ご近所さんに目撃されて、
「あの家は乾燥機すら買えない貧乏な家なのね」
なんて噂をされかねません。
贅沢なのかもったいないのか。

電子レンジ

アメリカの電子レンジ。見たところで何もわからないと思いますが。

似たような現象はキッチンでも発見できます。
調理、とりわけ加熱によく使うのは1に電子レンジ、2にオーブンです。
コンロは意外と使いません。いや一応使いますけどね。

コンロを使いたがらない原因をアメリカ人に聞いてみたら、
「だって火をかけてる間、ずっとそこにいないといけないじゃん」
だそうです。納得。
電子レンジやオーブンなら、タイマーがあるので目を離しても大丈夫ですね。

1番の電子レンジに関しては、冷凍食品が多いからというのも大きな理由です。
スーパーで安売りしてる冷凍食品をまとめ買いして、大きな冷凍庫に入れておけば、食べ物には困らないと。笑
最近は有機栽培の地産地消や健康志向も高まってきてるので、全てがそうとは言いませんが。

ちなみにアメリカの電子レンジは、日本で言うと業務用の電子レンジぐらいの出力があります。
あのコンビニで弁当を温める時に使う電子レンジです。
日本の家庭用電子レンジの2倍~3倍ぐらいの出力はあります。

何故こんなに電力を使いまくるのか!
そこにはどうやら、単に「ラクしたい」以上の理由があるようです。

アメリカ人にとって「資源」とは

石油や天然ガスをはじめ、ありとあらゆる資源が国内でとれるアメリカ。
食料自給率などを見ても、アメリカは自給自足できる以上の資源を持ってますね。

そんなアメリカ人にとって、最も希少な資源は何か?

どうやらそれは、時間のようです。

へ?時間が資源?
と思うかもしれませんが、一度使ったらなくなりますし、使える量が限られてるので、時間も立派な資源です。

つまり、日本人が
「電力がもったいない!」
と考えるのと同じように、アメリカ人は
「時間がもったいない!」
と考えるわけですね。

日本人は案外時間を大切にしない?

異論は認めます。
ただ反論する前に、まずは私の意見を読んてみてください。

日本人は時間に正確だというのは世界的に定評があるのは確か。
しかし、それは実は「時刻に正確」だと思うんです。
待ち合わせから鉄道のダイヤまで、決められた時刻にぴたりと着くことを美徳とするのが日本。

だけど、有意義に過ごせてない時間って結構ありませんか?

例えば、1時間以上かけての通勤通学。
プライベートな時間を削っての残業や休日出勤。
様々な名目で行われる飲み会。

こういうのがアメリカ人が無駄と感じるものです。

「飲み会はお酒が好きで飲んでるんだから、有意義な時間の過ごし方だ!」
という方もいると思いますが、アメリカ人は食事をしながらのコミュニケーションは、朝食や昼食で行うことが多いです。
なぜなら、その後の予定が入っているので、ダラダラと伸びることがないから。

仕事をきっちり切り上げて帰宅するのも、家族とプライベートの時間を大事にするため。

特にシリコンバレーのIT企業の経営者など、社会的に成功してる人たちにこの傾向が顕著に見られます。

結論

まあそんな訳で、洗濯や調理など家事に使う時間を節約しようという意思が家電からも見えるわけですね!
いや、家電に意思があるわけじゃなくて、時間を節約できる家電が売れてるだけか。

もしあなたも社会的に成功したいなら、こんな時間の使い方をマネしてみるのも良いと思います。
逆にニートしたいなら、時間をダラダラ過ごすのもいいかと(棒

Share on Facebook

 Posted by on 2012/12/22

 Leave a Reply

(required)

(required)

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>